恋するパッケージツアー
モンサンミッシェルや古都を巡りながらツアー客それぞれの普段の生活とリンクさせて進むセンチメンタルジャーニー
感想
後からじわじわときます。
シンプルだけど温かいドラマでした。
恋愛ドラマというよりヒューマンドラマ寄りかもしれません。
このドラマでキュンとすることはなかったんですが、共感できるところが随所にありました。
わたしはツアー客である熟年夫婦が好きでした。
感情表現が不器用な世代の旦那さんと連れ添う奥さんが絶妙。
奥さんの夫に対するうっとおしさもリアルに、でも感動させられました。
ほんわかした奥さんのコーヒーメーカーを買った時のドヤ顔も面白かったです。
それから交際七、八年のカップル。
互いに緊張感も薄れてきてマンネリ気味。
転職を繰り返す彼に彼女の不安も募ります。
そんな不安の中フワっと気持ちが他の男性に揺れちゃうところもまたリアル。
彼は彼で仕事が定着しない焦り、そして結婚に対するプレッシャーを抱えていて。
この世代の男性心理もリアルでした。
さらに年の差カップル。
これがまた泣かせます。
そして反対を押し切って家を飛びだし異国で結婚・離婚していた主人公のソソ。
望郷の念、新たな出会い、そして異国にいるからこそわかる自国の観念、そしてソソの家族。
書きたいことがたくさんあるのですが、
とりあえず、はぐれた仲間を探す時のソソの言葉が素敵。
歯磨きを焼酎で流し込んだ(笑)旅行代理店社長もたまにいい事言うし、
旅ならではのハプニングや韓国スタイルinフランスありでけっこう笑えるところもありつつ、
温もりを感じるいいドラマでした。
演出:
チョン・チャングン「家族なのにどうして~ボクらの恋日記~」「オフィスの女王」
キム・ジンウォン「君を憶えてる」「優しい男」
脚本:
チョン・ソンイル「7級公務員」「チュノ~推奴~」
主なキャスト
イ・ヨニ「華政(ファジョン)」
チョン・ヨンファ 「美男<イケメン>ですね」
ユン・パク「青春時代」
チェ・ウシク「サム、マイウェイ」
ハ・シウン「また?!オ・ヘヨン」
リュ・スンス「操作」
パク・ユナ「秘密の森」
チョン・ギュス「モンスター」
イ・ジヒョン「恋するパッケージツアー」
ソン・ドンイル「恋のスケッチ~応答せよ1988~」
OST
切ないバラードがよかったです