「スノーデン」
2013年、一人の青年の告発に世界中が震撼、物議を醸す。実際にあったことを元にした作品
あらすじ
アメリカ国家安全保障局 (NSA) および中央情報局 (CIA) の元局員であるスノーデンはシステム分析官としてアメリカ合衆国連邦政府の情報収集活動に関わり、政府が対テロ諜報活動の名のもと、世界中のメールやSNSを監視し、膨大な情報を収集している事実を知る。
監督・脚本
オリバー・ストーン(米映画監督 1946年9月15日生まれ)
監督作品
「プラトーン」「ウォール街」「トーク・レディオ」「7月4日に生まれて」「JFK」
「ニクソン」「ブッシュ」「天と地」「チュラル・ボーン・キラーズ」
「エニイ・ギブン・サンデー」「アレキサンダー」「ウォール・ストリート」
感想
最初から最後まで緊張感があり、2時間弱があっという間でした。
アメリカの中枢が個人を監視している。
このことに疑問を持ったのがNSAやCIAに席を置いていたエドワード・スノーデンでした。
事実を世間に公表することがどれだけ危険でリスキーか、それは映画を観ればわかる。
実際、逃亡中の彼は二度と祖国の土を踏めないかもしれない。
家族や恋人にも火が及ぶことを考えれば誰だって躊躇する。
しかし彼は心の声に従った。
国民に判断を委ねたのです。
記者も命がけ。
よくもまあ、上層部がGOサイン出したなと感心しながら、映画は絶えず緊迫したシーンが続きます。
だからなのかラストはちょっとぐっと来ました。
衝撃的だったのはハワイの施設とその規模。
なんなんでしょう、あれは。
いちいちに驚いてしまいます。
それと米が世界の個人レベルだけでなく、各国の、国を麻痺させることができるレベルのコンピューターシステムに関与しているということ。その中に日本も入っている。
アメリカの諜報活動も結局のところ軍需産業が潤う為にあるみたいだし。
うーん。
なんか切ない。
と、意外と濃い内容なんですが、映画はあくまでスノーデンにフォーカスしているので難しいけど難しくなかった。
というわけで、気づけば前のめりになっていた映画でした。
主なキャスト
ジョセフ・ゴードン=レヴィット『リンカーン』
シャイリーン・ウッドリー
ニコラス・ケイジ『ワイルド・アット・ハート』他