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韓国映画【女は冷たい嘘をつく】の感想レビュー

女は冷たい嘘をつく

          女は冷たい嘘をつく [DVD]

オム・ジウォン、コン・ヒョジン主演サスペンススリラー

概要

 親権をめぐって元夫と調停中のジソンは仕事や子育てに追われ目まぐるしい毎日を送っていた。そんなある日、我が子とベビーシッターが忽然と姿を消す。

感想

 コン・ヒョジンさん主演と言うことで楽しみにしていた映画でしたが予想に反してちょっと重かったです。

コン・ヒョジンさんはこれまでのポップでかわいらしいイメージから一転。今作では謎の外国人ベビーシッターを演じていました。

 

観ている間ずっと邦画「八日目の蝉」が脳裏を過っていました。

「八日目の蝉」は主題がはっきりしていて心に訴えかけてくるようなテイストで、実の親子以上に親子だった女と少女を見ていて親子ってなんだろう?と人間の深いところを投げかけられているような感じだったのを思い出していました。

一方「女は冷たい嘘をつく 」はサスペンスの中に混沌とした世の中を見せつけられたような感じ。観る角度によっても感じ方が大きく変わってくるだろうなと思いました。

目線は女性監督(イ・オニ)ならでは。子供を育てながら仕事に追われるシングルマザーがリアルでした。

 

映画自体、テンポは悪くなかったと思います。

序盤のハンメの登場で何かが起こりそうな匂いがプンプン。

サスペンスの域を超える闇の描写は戦慄を誘い、ハンメのやり場のない気持ちを、また赤ん坊を連れ去られた母親の焦燥感を、色濃く映し出していました。

ただ、ラストがちょっときのぬけたビールのようでした。

中盤、オドロオドロしていて緊張感がピークだったので、その分拍子抜けさせられた感じです。

映画自体予想と違っていたため結末に期待が膨らんだせいもありますが、

意外だったほうが、混在する社会問題の中で起こった一つの事件の中に重苦しくもズーンと溶けて行けたような気がしました。