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【ネットが生んだ文化】を読んで

「ネットが生んだ文化(カルチャー)」

初版は平成26年10月。
今から三年前に発行された本なので、ご覧になった方も多いことと思います。
この本はDWANGOの会長、川上量生さんが監修したもの。
研究者の方々の見解がテーマに沿って纏められています。

感想

総してとても読み応えのある本でした。

本の最初は監修された川上さん自身がネットの歩みやそこに生息してきた人達、また彼らが産んだ文化などを綴っています。


次に文化研究家のばるぼらさんがインターネットカルチャーを考察。

ばるぼらさんによると、1995年、ウインドウズ95が発売されたことによりパソコンに触れていなかった層もインターネットを触れる機会が増えた、とありました。


当時を振り返ると確かに90年代中ごろは、同世代の男性らが徐々にPCを所有し始めた頃でした。
わたしの周りはイラストレーターから入る人もいたので、購入するならマックかウインドウズかなんて話もしていました。

そして女子の間でもパソコンが当たり前になったのは、その内センセーショナルに発売されたiMACの登場によってではなかったかと記憶を辿ります。

 

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この時98年。
ようやくPCが一般的になったとはいえ、当時の家庭用のインターネットはとにかく重かった、という思い出があります。

炎上

ところで、ばるぼらさんによると90年代中頃には既にコミュニティーが存在し、ウェブ日記が一大コミュニティであったそうです。
そして95年に新たな人たちが参入してきたことによって既存の学生や一部の業界人でできあがっていたコミュニティーは一回リセットされてしまったそう。
この辺りは読んでいて面白く、思わずこの本に引き込まれました。

 

それから本は「ネットの言論空間形成」や「リア充対非リア充」の考察に進みます。

「リア・非リア」の章では、人の感情の分析考察がなされていていました。

 

それから本は「炎上」の考察で山場を迎えます。

中でも「祭りと血祭り」と題打った伊藤昌亮さんの炎上の現象の考察が面白かったです。

そして本の締め括りはリア充・非リア充の構造でした。

 

というわけで、ネットのカルチャーについての本「ネットが生んだ文化」
興味のある方は是非ご覧になってみてください。