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ゲゲゲの鬼太郎の作者:水木しげるコミック「昭和史」

水木しげるコミック

          水木しげる 昭和史

激動の昭和の中を当時の子供たちがどう過ごしていたか。

気になった事ありませんか?

ゲゲゲの鬼太郎の作者水木しげるさんの著「昭和史」をひも解きながら、

今日はちょっとだけ日本にあった風景を語ろうと思います。

昭和史

コミック一巻は満州事件あたりから始まります。

作中では鼠男が当時の様子を語っています。

並行して水木少年が過ごした日々が漫画に納められています。

「昭和史」は水木少年のなまの日常が描かれているところが面白いと思いました。

 

世の中が物騒になる中、

子供達が粛々と過ごしていたのかといえばそうではありませんでした。

夏になれば虫を採りに行き、

餓鬼大将がいて、

うんこ爆弾を作り、

隣町の少年と喧嘩をする。

外国から渡って来たドーナツというお菓子の噂を聞きつけた少年らは、

そのお菓子を求め二十キロ先の隣町まで炎天下の中をふらふらになりながら歩いてゆく

 

水木少年の思い出からは、

緊迫した社会を横目に、

のんびりとした情景が伝わってくる。

 

その内、水木少年も成長して就職をするのですが、呑気な水木少年。

世間と歯車があわないとぼんやり感じていたようです。

まだ第二次世界大戦がはじまる前のことです。

 

コミック昭和史全8巻セット

コミック昭和史全8巻セット

 

 古き良き時代

 わたしの父は戦中、母は戦後の生まれです。

わたしは両親の過ごしてきた当時の暮らしを聞くのが好きです。

冬はキンキンの井戸水で洗い物をしたり、電球はあったけど、

家事は火を熾していたなど、いまからすれば暮らしていくだけで大変そう。

でもそこから悲壮感は漂って来ません。

貧しさを懐かしそうに語り、あの頃はよかったと語る母。

 

母の母、つまりわたしのおばあちゃんは身体が弱く入退院を繰り返していたそうです。その為幼い母は姉について学校に行っていたそう。

先生が、

「〇〇さんの妹さんです。皆仲良くしてあげてください」

といい、先生や生徒はみな、母のことを可愛がってくれたそうだ。

授業中は外を眺めて過ごしたり、後ろの方でひとりままごとをしたり、一緒に授業をきいたり・・。

母親がいなくても淋しいと感じたことがなかったそうです。

 

昔の写真から

そういえば、昭和初期のある写真集で。

6つくらいの男の子が赤ん坊を背負いチャンバラをして遊んでいる。

赤ん坊は首が据わっていないからお兄ちゃんが飛んだり跳ねたりするたびに首がぐるんぐるんと動いているのが伝わってくる。

だけどどのショットも赤ん坊はお兄ちゃんの背中ですやすやと眠っている。

 

遊んでいる子供達の中には中学生くらいの少年もいたけれど、それにしても6つの子共たちに赤ん坊の子守りをさせている光景が新鮮だった。

 

いろいろな角度から歴史をみる。

すると歴史は様々な表情を見せてくれます。